次の文は、乳幼児の気質と環境との適合についての記述である|保育士問題集

保育士

Q 51 : 
次の文は、乳幼児の気質と環境との適合についての記述である。最も関連の深い人物として正しいものを一つ選びなさい。子どもの気質の個人差に関する調査の結果、子どもの気質の特性として、身体活動の活発さや、睡眠や排泄の規則性など、9つの特性を見出した。さらに9つの特性の組み合わせから、子どもの気質を「扱いやすい子」「扱いにくい子」「立ち上がりが遅い子」の3タイプに分類した。環境としての親の養育態度が子どもの発達によい影響をもたらすか否かは、子どもの気質や能力と親の期待や要求その他の傾向との適合によると考えられる。
1
コンドン(Condon,W.S.)とサンダー(Sander,L.W.)
2
ゴールドスミス(Goldsmith,H.H.)とキャンポス(Campos,J.J.)
3
セルマン(Selman,R.L.)とバイルン(Byrne,D.F.)
4
トマス(Thomas,A.)とチェス(Chess,S.)
5
ルイス(Lewis,M.)とブルックスガン(Brooks−Gunn,J.)
解説

1 - × コンドンとサンダーは新生児の同期行動(エントレインメント)についての研究をした人物である。

2 - × ゴールドスミスとキャンポスは、乳児期の気質を情動表出の強さや持続時間などで捉えた人物である。

3 - × セルマンとバイルンは、役割取得(社会的役割取得)を研究した人物である。

4 - ◯ トマスとチェスは、アメリカの精神科医の夫妻で、気質研究の第一人者である。自分たちの4人の子どもたちが、親も環境も養育態度もほぼ同じなのに、明らかな気質の違いがあることから研究をはじめて、気質について分類を行った。

5 - × ルイスとブルックスガンは、鏡映像を使った実験から、自己認識と他者認識についての研究をした人物である。