次の【I群】の発達の理論と【II群】の人名とを結びつけた|保育士問題集

保育士

Q 42 : 
次の【I群】の発達の理論と【II群】の人名とを結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A生得的に内在する能力は時期に応じておのずと展開していくと考え、学習ができるようになる心身の準備性があるとした。B人は環境からの働きかけの受け手であり、行動は環境からの言語的指示、行動への賞・罰のフィードバックなどにより獲得されるとした。C他者の行動およびその結果を観察することによって、自らの行動を変容させたり新しい行動を習得したりするとした。D能動性を重視し、同化と調節によってシェマを変容させ、知識を構成していくとした。E能動性だけでなく、人とのかかわりを通した学びも重視し、発達の最近接領域への働きかけによって認知的発達がなされるとした。【II群】ア ゲゼル(Gesell,A.L.) イ ピアジェ(Piaget,J.) ウ バンデューラ(Bandura,A.) エ ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.) オ フェスティンガー(Festinger,L.) カ バウアー(Bower,T.G.R.) キ ワトソン(Watson,J.B.)
1
A:ア B:イ C:ウ D:カ E:エ
2
A:ア B:ウ C:イ D:エ E:キ
3
A:ア B:キ C:ウ D:イ E:エ
4
A:ウ B:ア C:オ D:カ E:キ
5
A:エ B:オ C:ア D:イ E:カ
解説

A - ア ゲゼルは、生得的に内存する能力は、時期に応じておのずと展開していくと考えた。学習ができるようになるために必要な心身の準備性は、レディネスともいう。

B - キ 設問の内容は、ワトソンが唱えた「環境論(学習優位説、経験説)」の説明である。

C - ウ バンデューラは、社会的学習の中の「観察学習(モデリング)」について、子どもの攻撃行動をみる有名な実験を行った。

D - イ ピアジェは、新しい経験や情報をそのまま取り入れる「同化」と、その経験や情報を自分のものとするために、すでに持っている認知構造の形を変え、整えていく「調節」の働きが調整しあい、均衡を保っている状態が知能の活動だとした。

E - エ 設問の内容は、子どもには自分で解決可能な領域と、まったく解決できない領域の間に、援助があれば解決可能だという領域(発達の最近接領域)があり、その領域に働きかけることが教育において重要だとしたヴィゴツキーの理論の説明である。