保育士
Q 80 :
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】N君(4歳、男児)は、3歳の時にけいれん発作を起こし、小児科を受診して、てんかんと診断された。現在は、抗てんかん薬を朝夕2回服用している。服用開始直後から、日中に眠気が強く、お昼寝の時間以外にも眠ってしまう状態が続いている。このことについて母親は、「主治医には相談していないが、昼間に長時間寝てしまうため、夜寝ないので困っています。保育所では、なるべく起こしておいてください」と要望している。てんかん発作は薬の服用後は起きていない。【設問】N君への保育所の対応として適切なものを○、不適切なものを× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A N君の睡眠の状態について、母親と確認し合う。B 薬が強いと判断し、朝の薬を中止するよう母親に提案する。C 保育所の判断で、担当保育士が直接主治医に連絡して相談する。D 母親の要望に沿い、日中起こしておくようにする。
解説
A-○。保護者との情報の共有である。
B-×。保育士が薬の中断を促してはいけない。
C-×。保育士の判断では行うことができない。保護者の同意が必要である。
D-×。薬の副作用の可能性もあるので、まずは主治医に相談することを勧める。
よって3が正答である。