次の文は、アタッチメント(愛着)の形成についての記述であ|保育士問題集

保育士

Q 78 : 
次の文は、アタッチメント(愛着)の形成についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 乳幼児は、親との分離、見知らぬ人、見知らぬ場所、けがなどを体験したときなどに、特定の養育的他者(愛着対象)に近づいて安心感を得ようとする。この行動傾向を愛着と呼ぶ。B 愛着は、乳幼児期に形成されるが、成人期に愛着は働かないため、成人は愛着行動を示さない。C 生後2、3か月において、特定の愛着対象が明確である。D 乳幼児との安定した愛着関係を形成するためには、でき得る限り身体的に接触していることが望ましい。
1
A:○ B:○ C:○ D:○
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:○ B:× C:× D:×
4
A:× B:○ C:× D:○
5
A:× B:× C:○ D:×
解説

A-○。

B-×。愛着理論は乳幼児期から始まり幼児期、青年期、老人期と生涯続いていくものだと提唱されている。

C-×。生後3か月頃は誰にでも微笑んだり声を発する生得的行動を行う。3か月を過ぎたころから数名の養育を行う人に限定して行うようになり、生後半年を過ぎたころから母親とそれ以外の人を区別し、愛着行動を示すようになる。

D-×。身体的な接触ではなく、養育者との情緒的な絆が大切である。

よって3が正答である。