保育士
Q 8 :
次の文は、児童の権利に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
「児童の権利に関する条約」は、国際児童年の10年後の1989年に国際連合で採択され、わが国は1994年に批准した。
1959年に国際連合で採択された「児童の権利に関する宣言」では、余暇や遊びについての権利が明記されている。
「児童の権利に関する条約」では、児童の意見表明権、表現の自由、思想、良心及び宗教の自由についての権利が明記されている。
「国際人権規約」は、世界人権宣言を踏まえ国際連合が条約化した人権に関する基本的条約であるため、児童の権利に特化した条文はない。
「児童の権利に関する条約」では、父母又は場合により法定保護者は、児童の養育及び発達についての第一義的な責任を有し、締約国はこれらの者に対して適当な援助を与えるものとされている。
解説
1 - ◯ 記述の通りである。「児童の権利に関する宣言」の採択20周年を記念して、1979(昭和54)を国際児童年とし、その10年後、1989年に「児童の権利に関する条約」が国連総会で採択され、我が国は1994年4月22日に批准した。
2 - ◯ 「児童の権利に関する宣言」第7条第3項に明記されている。
3 - ◯ 記述の通りである。
4 - × 「国際人権規約」には、児童の権利に関する条文も含まれている。この規約んいおいて定められている権利を児童について広範に具体的に規定しているのが「児童の権利に関する条約」である。
5 - ◯ 記述の通りである。