次の文は、少年非行等に関する記述である。適切な記述を○、|保育士問題集

保育士

Q 34 : 
次の文は、少年非行等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A少年刑務所とは、16歳以上の犯罪少年が入所する施設で、「少年法」に基づき設置されている。B平成12年の「少年法」の改正では、刑事罰適用年齢が16歳から12歳に引き下げられ、12歳以上の少年が殺人等重大な罪を犯したときは「原則逆送」措置を行うことになった。C「少年法」に基づき家庭裁判所の審判に付される少年は、罪を犯した少年(犯罪少年)、14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年(触法少年)、一定の事由があって、その性格又は環境に照して、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為をする虞のある少年(虞犯少年)に区別されている。D少年鑑別所は、犯罪傾向の進んだおおむね16歳以上23歳未満の者を収容する施設で、1年以上の期間収容させ、生活訓練や職業能力開発などの支援を行う。
1
A:○ B:○ C:○ D:×
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:× B:○ C:× D:○
4
A:× B:× C:○ D:×
5
A:× B:× C:× D:○
解説

A - × 少年刑務所は、少年法ではなく「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」の規定による刑事施設として設置されている。

B - × 2000(平成12)年の少年法改正で、刑事罰適用年齢が、16歳から12歳ではなく、16歳から14歳に引き下げられた。16歳以上の重大犯罪について「原則逆送(刑事裁判を受けさせるために検察官に戻すこと)」が行われることになった。

C - ◯ 適切な記述である。同法では、20歳に満たない者を「少年」と規定し、非行少年を記述のように3つに定義している。

D - × 少年鑑別所は、犯罪傾向の進んだ少年を収容する施設であり、収容期間は2週間以内が原則である。