次の文は、保育サービスに関する記述である。誤ったものを一|保育士問題集

保育士

Q 30 : 
次の文は、保育サービスに関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1
認定こども園とは、平成18年に制度化されたもので、その目的は、教育および保育を一体的に提供すること、地域における子育て支援を行うことである。
2
「保育所保育指針」は、当時の「児童福祉施設最低基準」第35条に基づき平成20年に告示された。
3
特定保育事業とは、パートタイム勤務や育児短時間勤務等、保護者の就労形態が多様化している中で、働き方に応じた保育として保育所において児童を一定程度(1か月当たり概ね64時間以上)継続的に保育する事業である。
4
病児・病後児保育事業は、「病児・病後児保育事業実施要綱」によると、病児対応型、病後児対応型、体調不良児対応型、非施設型(訪問型)の4類型となっている。
5
保育所の設備・運営は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)に基づいており、保育室等の施設や必要な職員、保育時間や保育料以外の利用料等について、条例の策定主体である自治体にとってすべて「従うべき基準」として定められている。
解説

1 - ◯ 適切な記述である。

2 - ◯ 適切な記述である。

3 - ◯ 特定保育事業とは、多様な働き方に応じた保育を提供するため、保育所において児童を一定程度継続的に保育する事業である。

4 - ◯ 病児・病後児保育事業は、児童が病中又は病気の回復期にあって集団保育が困難な期間、保育所・医療機関等に付設された専用スペース等において保育及び看護ケアを行うという保育サービスである。事業類型は4類型である。

5 - × 出題時、保育時間や保育料以外の利用料は「従うべき基準」ではなく、「参酌(さんしゃく)すべき基準」であった。2015(平成27)年4月施行の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」の改正により、保育料以外の利用料についての記述は削除された。