次の文のうち、倉橋惣三の著作『育ての心』の一部として適切|保育士問題集

保育士

Q 4 : 
次の文のうち、倉橋惣三の著作『育ての心』の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 子どもの心もちは、極めてかすかに、極めて短い。濃い心もち、久しい心もちは、誰でも見落とさない。かすかにして短き心もちを見落とさない人だけが、子どもと俱にいる人である。B すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。C 教育はお互いである。それも知識を持てるものが、知識を持たぬものを教えてゆく意味では、或いは一方が与えるだけである。しかし、人が人に触れてゆく意味では、両方が、与えもし与えられもする。D 子どもを愛するがいい。子どもの遊びを、楽しみを、その好ましい本能を、好意をもって見守るのだ。
1
A:○ B:○ C:× D:×
2
A:○ B:× C:○ D:×
3
A:○ B:× C:× D:○
4
A:× B:○ C:○ D:×
5
A:× B:× C:○ D:○
解説

倉橋惣三は児童心理学者であり、1917(大正6)年に東京女子高等師範学校(現:お茶の水女子大学)の附属幼稚園主事となった。

AとCは著書「育ての心」の一部であり正しい。Bは1951(昭和26)年、児童憲章第12条の一文である。Dは、フランスの思想家で「子どもの発見者」といわれるルソーが著書「エミール」の中で述べている一文である。