次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」|保育士問題集

保育士

Q 57 : 
次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保護者への支援の基本は、子どもの最善の利益を考慮し、子どもの福祉を重視することであり、保護者とともに、子どもの成長の喜びを共有していくことである。B保護者の多忙な状況を踏まえ、保育に関する知識や技術などの保育士の専門性を生かして保育士等から積極的に助言や指示をして、保護者の養育力の向上に努めるようにする。Cたとえどのようなことがあっても、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密を保持しなければならない。D入所している子どもの保護者に育児不安等が見られる場合には、保護者の希望の有無にかかわらず、個別の支援を行わなければならない。E地域における子育て支援は、児童福祉法第2条の3の規定に基づき、入所児童の保育に関わりなく地域の実情に応じて、地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うようにする。
1
A:○ B:○ C:× D:× E:×
2
A:○ B:× C:× D:○ E:○
3
A:○ B:× C:× D:× E:×
4
A:× B:× C:○ D:× E:×
5
A:× B:× C:× D:○ E:×
解説

A - ◯ 保護者への支援について適切な記述である。

B - × 「保護者の多忙な状況を踏まえ」ではなく、「一人一人の保護者の状況を踏まえ」が、正しい記述である。また「保育士等から積極的に指示をして」ではなく、保護者一人一人の自己決定が尊重されるため、保育士が一方的に指示をすることは、不適切である。

C - × 「たとえどのようなことがあっても」ではなく、「子どもの利益に反しない限りにおいて」が、正しい記述である。

D - × 「保護者の希望の有無にかからわらず」ではなく、「保護者の希望に応じて」が、正しい記述である。

E - × 「保育所は、児童福祉法第48条の3の規定に基づき、その行う保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、次に掲げるような地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努めること。」とあり、「児童福祉法第2条3の規定に基づき」という記述と、「入所児童の保育に関わりなく」という記述は適切ではない。