保育士
Q 55 :
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳児クラスではエンドウマメを栽培し、収穫して、自分たちでさやから豆をとり出して、豆ご飯づくりをした。子どもたちは、「ころころしているね。」「森のにおいがする。」など、豆ご飯の味を自分なりの言葉で表現しながら、楽しんで食べていた。担任保育士は、収穫から豆ご飯を食べるまでの子どもの様子をクラスだよりに書いて、保護者に伝えた。【設問】クラスだよりの内容として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aエンドウマメを収穫するときにみんなが同時にしようとしてけんかになったが、子ども同士で話し合って順番を決めていた。B調理の職員からの説明を、熱心に聞いていた。Cエンドウマメのさやむきが上手でない子どもがいたが、もっと家で練習しておいてほしかった。D4歳児クラスにも豆ご飯を届けに行って、喜ばれた。E豆ご飯の味をさまざまな言葉で表現していたので、どんな味がしたかを子どもに聞いてほしい。
解説
A − ◯ 子どもの様子を伝える内容として、適切である。
B - ◯ 子どもの様子を伝える内容として、適切である。
C - × 子どもの発達の個人差を無視しているうえ、保護者に対してさやむきの練習を一方的に要望している点が不適切である。
D - ◯ 子どもの様子を伝える内容として、適切である。
E - ◯ 保育所保育指針の3歳児以上の保育の配慮事項には、「自分の気持ちや経験を自分なりの言葉で表現することの大切さに留意し」とある。保育所では言葉の表現を楽しむ保育を行っていることが読み取れ、保育と家庭での生活に連続性をもたせる提案として、適切な記述といえる。