次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【|保育士問題集

保育士

Q 30 : 
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。<子どもたちの姿>子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合った りしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。<ねらい>・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。<内容>・ 自分で考え、自分で行動する。・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。 ・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。【設問】この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「夏の思い出に、みんなでプールを作りましょう」と、みんなで一緒にする活動を保育士が決めて、プール制作ができるように、材料を人数分用意する。B一人で夏の遊びの図鑑を見ているRちゃんに、「みんなで作ると楽しいよ。図鑑を片づけて、早くおいで」と、すぐ来るようにと言う。C折り紙で水を作ったり、カニを描いたりしてみんなで一つのプール制作を中心に遊びが盛り上がる。給食の時間になっても、まだ遊びの続きをしたいと、子どもたちが言うので、作品はそのまま残して、給食を食べることにする。D昼寝の時間になり、パジャマに着替えても、T君は布団に入らずに、プール制作の気になるところを直している。T君に昼寝の時間だと声をかけると「あと少し」というので、「それが終わったら布団に入ってね」と声をかける。
1
A:○ B:○ C:× D:○
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:× B:○ C:○ D:○
4
A:× B:× C:○ D:○
5
A:× B:× C:○ D:×
解説

A - × 保育士がみんなで一緒にする活動を決め、制作できるように材料を人数分用意することは、問題の「ねらい」に反する。

B - × 子どもが自発的に取り組んでいることをやめるように促しているため、「自分で考え、自分で行動する」に反する。

C - ◯ 子どもたちの考えを受け止めて生かしつつ、適切な生活習慣や態度を身につけられるように働きかけているため適切である。

D - ◯ Cの解説と同様である。