次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【|保育士問題集

保育士

Q 29 : 
次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。<子どもたちの姿>子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合った りしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。<ねらい>・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。<内容>・ 自分で考え、自分で行動する。・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。 ・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。M君が、素材置き場から、牛乳パックやアイスクリームの空き容器を探し出し、作品を作り始めた。他の子どもたちもそれに興味を示して、集まってきて、それぞれに作りだした。【設問】この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A何を作っているのかを聞いて、それに合わせた材料を考えて、M君のすぐ手のとどくところに用意する。 B Sちゃんが「先生、M君が作っているみたいなもの、どうやって作るの」と聞いてきたので、「M君にどうやって作ったか教えてもらったら、どうかしら」と答える。C M君と数人の子どもたちの制作をみたPちゃんが、「先生、Pも入れて」と言ってきたので、保育士がM君たちに直接、「みんなで遊ぶことが大切だから、入れてあげるように」と言う。D「先生、ほら、夏休みの思い出をつくったの」とM君が作品を見せてくれたので、「素敵ね。どういう思い出をつくったのかな」と聞く。
1
A:○ B:○ C:× D:×
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:○ B:× C:○ D:×
4
A:× B:○ C:× D:○
5
A:× B:× C:× D:×
解説

A - × 問題の「内容」には、「自分で考え、自分で行動する」とあるため、保育士が材料を用意するのは、これに反する。

B - ◯ 問題の「ねらい」にある「考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育て」「友達と親しみ、関わりを深め」ることができるような声掛けであり適切である。

C - × Pちゃんは自分の気持ちを友達に伝えず、保育士が一方的に介入しているため適切ではない。自分の気持ちや経験を自分なりの言葉で表現することが大切である。

D - ◯ 子どもが「考えたことなどを自分なりの言葉で表現」できるような声掛けであり、適切である。