次の事例を読んで、問題122について答えなさい。 〔事例|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 122 : 
次の事例を読んで、問題122について答えなさい。\n〔事例〕\nHさん(26歳、女性)は、腰髄損傷(lumbar spinal cord injury)で両下肢麻痺(りょうかしまひ)の障害があり、車いすを使用してADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)は自立している。銀行で働きながら一人暮らしをして、休日は、友人とスキューバダイビングを楽しんでいた。Hさんは、こだわりや責任感が強く真面目で、悩みごとを打ち明けられない性格であった。ある日、友人が表情の暗いHさんを心配して話を聞いてみると、「食事が喉を通らず、頭痛や思考力低下があり、寝つきは良いが、すぐに目が覚めて眠れず、仕事上のミスが続き仕事に行けない日がある」と話した。友人の勧めで専門医を受診した結果、Hさんはうつ病(depression)と診断された。その後、治療を受けながら仕事を続けていたが、激しい動悸(どうき)、息苦しさ、めまいを伴うパニック発作が繰り返し起こり、仕事を休職して治療に専念することにした。Hさんは仕事を休職して治療に専念した結果、趣味のスキューバダイビングが楽しめるまでに回復した。介護福祉職に、「仕事に復帰しようと思っている」と話した。介護福祉職が紹介するサービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
リワークプログラム
2
レスパイトサービス(respite service)
3
ピアカウンセリング(peer counseling)
4
セルフヘルプグループ(self-help group)
5
ガイドヘルプサービス
解説

1 - ○ リワークプログラムは、うつ病などにより休職している人が、円滑に職場復帰するための専門的な援助である。

2 - × レスパイトサービスは、要介護高齢者や障害者を在宅でケアしている家族の息抜きを目的としたサービスである。

3 - × ピアカウンセリングは、障害のある人やその家族が平等な立場で話を聴き合い、地域での自立生活を実現していくためのものである。

4 - × セルフヘルプグループとは、障害や疾病など、同じ状況下にいる人が、互いに援助し合うための組織である。

5 - × ガイドヘルプサービスは、障害のある人の外出に必要な支援をするサービスである。