Kさん(82歳、女性)は、身寄りがなく自宅で一人暮らしを|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 68 : 
Kさん(82歳、女性)は、身寄りがなく自宅で一人暮らしをしている。週1回利用している通所介護(デイサービス)で送迎を担当しているL介護福祉職は、Kさんから、「この間、いつもより膝の痛みが強くなって玄関で立てなくなった。ちょうど民生委員さんが来てくれて、一緒に受診して痛みは治まったの。医師から膝は痛むことがあるが生活に支障はないと言われたけど、いつまでこの家にいられるかしら」と打ち明けられた。その日の夕方、自宅へ送った時にKさんは、「施設の生活はにぎやかで、さぞ楽しいでしょうね」と話して、涙ぐんだ。発言を受けて、その場で本人の同意を取り、翌日、事業所内のカンファレンス(conference)が行われた。L介護福祉職が話す内容として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
1
膝の痛みがなくならない理由
2
身寄りがないこと
3
施設に入所するタイミング
4
玄関で活用できる福祉用具
5
在宅生活の継続への不安
解説

1 - × 医師から、生活には支障がないと言われていることから、最も優先すべき内容ではない。

2 - × 本人より身寄りがないことへの不安は聞かれてないことから優先すべき内容ではない。

3 - × 入所を希望しているとの意思確認は取れていないため、適切ではない。

4 - × 医師から、生活には支障がないと言われていることから、最も優先すべき内容ではない。

5 - ○ 「いつまでこの家に居られるかしら」との発言があり、在宅生活の継続への不安が考えられるため適切である。