〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 113 : 
〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意運動型(アテトーゼ型(athetosis))脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)と診断された。頸部(けいぶ)や体幹をねじらせたり,反らせたり,上肢が伸展する運動が自分の意志とは関係なく起こってしまう不随意運動型特有の症状が現れていた。時々,筋肉の緊張が強くなり,体幹や上肢の不随意運動が大きくなることもあった。知的障害は見られず,車いすを使って,近所の小学校へ通学していた。登校・下校のときだけ母親が付き添って,教室内では車いすを何とか自分で操作して過ごしていた。言葉は努力性の発語で,聞き取りにくく,同級生と意思疎通が困難なことがしばしばあったが,慣れ親しんだ友達との会話は可能であった。K君の小学校の夏休みが近づいた。母親は夏休み中にK君が人との交流を持てる場所がないか,K君が幼少の時から介護方法について相談していた介護福祉士であるL相談支援専門員に相談した。L相談支援専門員が提案するサービスとして,適切なものを1 つ選びなさい。
1
移動支援事業
2
福祉型障害児入所施設
3
保育所等訪問支援事業
4
放課後等デイサービス
5
医療型障害児入所施設
解説

1 - × 移動支援だけでは対応できない。

2 - × 入所を家族が考えているという記述は無い。

3 - × 適切ではない。

4 - ○ 放課後等専門の知識を持った職員が障害のある児童の生活力向上のため、訓練も行っている。

5 - × 不適切である。