関節リウマチは、介護保険法における【特定疾病】の 1つとされる疾患で、中高年の女性に多い、進行性の多発性関節炎である。自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の一つで、炎症性自己免疫疾患である。初期には、手のこわばり、全身倦怠感、関節の痛み、腫れ、熱感などがみられるが、進行すると、骨や軟骨が破壊されて、特有の関節変形がおこり、微熱、食欲不振、貧血などの全身症状が現われる。根本的な治療は、まだないとされ、日常生活をできるだけ不自由なくすごせることを目標に、薬物治療、リハビリテーション、手術療法などが行われることになる。便器に補高便座をのせることで、立ち上がり動作が安楽になるため適切である。