Cさん(83 歳,女性)は,昨年,夫を亡くしてから一人暮|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 86 : 
Cさん(83 歳,女性)は,昨年,夫を亡くしてから一人暮らしをしている。ここ半年ほど自宅に閉じこもっていることが多く,他者との交流が減っている。一人息子は,他県で家庭を築いている。以前,夫が利用していた通所介護(デイサービス)事業所に,ある日,Cさんから次のような電話が入った。「物忘れが多くなり,心配になって受診したところ軽度認知障害(mild cognitive impairment)だと言われた。認知症(dementia)で判断ができなくなる前に,いろいろ整理しておきたい。夫も先に逝っていることだし,運命を静かに受け入れようと思う」電話を受けた介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1
心配ないから気にしないように励ます。
2
他県に住む息子と同居することを勧める。
3
成年後見制度を紹介する。
4
居宅介護サービスの利用を勧める。
5
地域包括支援センターを紹介する。
解説

Cさんは、他者との交流もなく、一人暮らしで、この先の生活について大きな不安を抱えていることから、総合的に相談できる窓口を進める必要がある。地域包括支援センターは、地域における総合的相談支援、介護予防、権利擁護、包括的・継続的支援を行う機関であり、適切である。