ふりかけをかけたご飯を,「アリがたかっているから食べられ|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 84 : 
ふりかけをかけたご飯を,「アリがたかっているから食べられない」と訴えるレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)の人への対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1
落ち着いて口に入れてみることを勧める。
2
「アリはいません,おなかが空くので食べてください」と促す。
3
「お好きなものがありましたよ」と好物を示して食事を勧める。
4
通常のご飯に取り替えて,「もう大丈夫でしょうか」と食事を勧める。
5
「おなかが空いていないのなら,無理して食べなくてもいいですよ」と下膳する。
解説

レビー小体型認知症の幻視症状に対して、否定せず、幻視の見えることに対する傾聴と共感が大切である。幻視以外へ注意をそらせたり、幻視の見えやすい環境を減したり、見えているものを追い払ったりするという演技をすることにより安心感をあたえることもある。ここでは、通常のご飯にとりかえ、大丈夫でしょうか?と本人に確認することにより、安心して食事ができるようになる。