3 - ○ 選択肢は、行動・心理症状である。認知症者の睡眠障害は、徘徊などを伴い昼夜が逆転するといった行動・心理症状となる。
認知症の症状には、【中核症状】と呼ばれる基本的な症状と、行動・心理症状(BPSD)と呼ばれる周辺症状がある。中核症状は、かならず出現する症状で、認知症の診断や、その進行を判断する際に目安とされるものである。1は、中核症状のうちの見当識障害であり、時間、場所、人物など周囲の状況を認識することができなくなること。2は、中核症状のうちの失語である。4は、中核症状のうちの失行であり、その行為が理解できているのに行えない状態をいう。5は、中核症状のうちの文字や記号を書いたり読んだりする認知機能の障害によって起こり、字が書けない、計算ができないといった障害が起こる。