パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンの産生減少によって引き起こされる病気で、難病に指定されている。発症年齢は50〜65歳以上に多く、進行すると約20%の人に認知症がみられる。発症してから10年程度は普通の生活を送ることが可能である。パーキンソン病の症状に歩行困難があり、安静時振戦と、腕の振りが弱く歩幅も小さい小刻み歩行などが出現する。症状が進むと、歩行している途中に足が止まらなくなり、何かにつかまって止まることがあり、これを突進現象という。