〔事 例〕Fさん(74 歳,男性,要介護 3 )は,長女|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 68 : 
〔事 例〕Fさん(74 歳,男性,要介護 3 )は,長女(45 歳)とその息子(15 歳)の 3 人で暮らしている。Fさんは 10 年前,パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に,動作がゆっくりで時間がかかる。Fさんは大柄だが,長女は小柄でやせており,入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週 3 回(入浴介助,長女が留守の時の調理),通所リハビリテーションを週 1 回,配食サービスを週 1 回利用している。居宅介護サービス計画の方針は,Fさんの体調に考慮しながら,住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日,長女から,「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所も考えている」と話があった。訪問介護員(ホームヘルパー)は,Fさんの声が小さく,言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。チームアプローチ(team approach)での訪問介護員(ホームヘルパー)の役割として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1
配食サービスをやめて,訪問介護(ホームヘルプサービス)を増やすように計画を変更する。
2
施設への入所手続を代行する。
3
浴室を改修する見積りを業者に依頼する。
4
本人と家族の思いをケアカンファレンス(care conference)で報告する。
5
訪問介護員(ホームヘルパー)の腰痛予防対策をケアカンファレンス(careconference)で話し合う。
解説

チームアプローチの中で、利用者の生活を身近に支えるのが訪問介護員であり、利用者や家族の想いや、支援に対しての意向を把握し、チームに報告する役割がある。