Mさん(77 歳,女性)は一人暮らしである。半年前に転倒|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 55 : 
Mさん(77 歳,女性)は一人暮らしである。半年前に転倒し, 1 か月間入院した。退院後は自宅にこもるようになり,週 1 回の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用するようになった。ある朝,訪問介護事業所に,別居の長男から,「母が悪質商法の被害に遭っているようです」と連絡があった。訪問販売で 3 か月間に高価な和服を次々に買っていて,Mさん名義の預金が 100 万円近く減っているという。長男は,「ほかにも買っているかもしれませんから,母の部屋を探してください。買った和服は着る機会もないので,クーリング・オフをさせます」と言い,すぐにでも手続きをとりたい様子である。この日訪問する訪問介護員(ホームヘルパー)の最初の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1
ほかにも被害がないかどうか,Mさんの部屋の中を探す。
2
クーリング・オフが可能かどうか契約書の日付を確認する。
3
Mさんに和服を買うようになった経緯を確認する。
4
Mさんに和服を買うことが浪費であることを説明する。
5
販売業者にクーリング・オフの連絡を入れる。
解説

Mさんに、まずは和服を買うようになった経緯を確認し、Mさんの身に起こっている事実を知ることが大切である。