廃用症候群とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。長期間の同一体位による圧迫で血流障害が起こり、細胞組織が壊死した状態である「褥瘡」は、廃用症候群の代表的な症状である。