K さん(65歳)は,夫(70歳)と二人暮らしをしていた|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 113 : 
K さん(65歳)は,夫(70歳)と二人暮らしをしていた。 K さんは骨粗鬆症(osteoporosis)と診断を受けていたが,最近,約束していたことを忘れるなどの記憶力の低下や人格の変化がみられるようになり,前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)と診断され,要介護認定で要介護3 となった。夫は体調を崩して,近所の病院に入院することになった。夫が介護支援専門員(ケアマネジャー)に相談して, Kさんは,夫の入院する病院に併設されている施設に入所した。この施設は,看護,医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施してぃる。Kさんは施設入所後,介護職の問いかけに返事をしなかったり,急に服を脱ぎだすなどの行動を繰り返した。日常生活では,すべての動作に見守りと声かけが必要な状態であった。 夫は体調が回復して退院した。その2日後,夫は施設を訪ねた。夫とKさんが廊下を歩いてぃると, Kさんは急にバランスを崩し,尻もちをついて転倒した。その時,手はつかなかった。Kさんの状況から,最も骨折(fracture)しやすい部位として,適切なものを 1つ選びなさい。
1
橈骨
2
鎖骨
3
上腕骨
4
脊椎
5
肩甲骨
解説

高齢者の骨折で、尻もちをついた場合の脊椎圧迫骨折がもっとも多い。(手をついた場合は、橈骨(とうこつ)を骨折する場合が多い。)