心房細動(atrial fibrillation)に関す|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 74 : 
心房細動(atrial fibrillation)に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
1
合併症として脳出血(cerebral hemorrhage)が多い。
2
75歳以上では,ワルファリン(warfarin)などの投与を避ける。
3
頻脈になることが多い。
4
80歳以上では,有病率は1%以下である。
5
高血圧とは関連がない。
解説

1 - × 合併症は脳出血ではなく、脳梗塞である。

2- × 心房細動は加齢とともに増加傾向であり、ワルファリンの投与など抗凝固療法による予防は治療の基本である。

3 - ○ 心房細動とは、心房が1分間に450回から600回の頻度で不規則に興奮し、その興奮が房室結節に無秩序に伝わるために心室興奮は確実に不規則になる不整脈である。心房細動がはじまるときに、強い動悸と胸部圧迫感を自覚するとされ、症状の源は脈拍の不規則性と頻脈である。

4 - × 80歳以上の有病率は、男性4.43%、女性2.19%である。

5 - × 高血圧の状態が続くと、心房の入り口の血管、肺静脈に圧力がかかり、 そこから異常な電気信号が発生し、その結果、心臓の動きが乱れてしまい、「心房細動」が発生してしまうと考えられている。