Lさん(79歳,女性)は,介護老人保健施設に入所している|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 52 : 
Lさん(79歳,女性)は,介護老人保健施設に入所している。右片麻痺,両変形性膝関節症(knee osteoarthritis)がある。トイレまでの移動が困難になってきたため,夜間は,ポータブルトイレを使用することになった。座位保持は可能である。居室は個室で,ベッドを使用している。Lさんへの対応として,適切なものを 1つ選びなさい。
1
ポータブルトイレは,利用者の右側に置く。
2
べッドの高さより,低い座面のポータブルトイレを選ぶ。
3
べッドにスイングアーム介助バーを設置する。
4
夜間はズボンを履かず,下着だけとする。
5
排池物は,朝,まとめて片づける。
解説

1 - × 右片麻痺であることからポータブルトイレは左側に設置するのが望ましい。

2 - × ポータブルトイレの高さは、ベッドの高さと同じにしておくと移乗しやすい。

3 - ○ スイングアーム介助バーとは、ベッドサイドに取り付ける移動用のバーのことで、ベッドからの立ち上がりや移乗動作を安全に行う上で効果的な設置といえる。

4 - × 両変形性膝関節症もあるため、両膝関節を冷やさないケアが必要であることと、下着姿で寝るのはその人の習慣ということを除けば、介助者本位の対応と考えられる。

5 - × 排泄物があればその都度片付けるのが基本である。