ボディメカニクスを活用したべッド上の移動介護に関する次の|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 45 : 
ボディメカニクスを活用したべッド上の移動介護に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1
臥位から座位への介護では,利用者の腰部を支点にする。
2
介護職の重心と利用者の重心との距雜は,離れている方が良い。
3
利用者の身体とべッドの接する面積を狭くする。
4
水平移動では,介護職はべッドの端に両肘をつける。
5
腰痛予防のため,介護職は主に腕の筋力を活用する。
解説

1 - × 先に、利用者の両膝を立て、その後側臥位になってもらう。てこの原理を使い、腰部ではなく臀部を軸に起こす。

2 - × 利用者と介護者の重心を近づけることが大切である。

3 - ○ 利用者の支持基底面積が広いと力が分散し重くなるため、身体を小さくまとめると介助しやすくなる。

4 - × 水平移動では、介護者の両膝をベッドサイドに押し付けながら、腰を下へ引くようにして利用者を引き寄せる。

5 - × 腕の筋肉だけに頼らず、背筋を使うなど、身体全体の筋肉を使うようにする。