2003年(平成15年)に高齢者介護研究会が示した,「2|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 20 : 
2003年(平成15年)に高齢者介護研究会が示した,「2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~」に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
高齢者介護においては,高齢者の尊厳の保持よりも日常生活における身体的な自立への支援が優先される。
2
介護保険は,高齢者の自立支援を目指すものであるが,その根底にあるのは「介護者の負担の軽減」である。
3
高齢者が施設に入所した場合,環境や集団生活に効率的に適応するように,それまでの生活習慣を見直すことが望ましい。
4
認知症高齢者のケアの基本として,本人の生活の仕方や潜在する力を周囲が大切にしなければならない。
5
介護サービスの質を示す自立支援の効果測定を行う既存の標準的な尺度を,今後とも使用することが望ましい。
解説

1 - × 高齢者の尊厳を指せるケアの実現を目指すことを基本に据えており、身体的な自立への支援は優先されない。

2 - × 自立支援を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」とされている。

3 - × 施設に入所しても、限りなく在宅での生活に近いものにしていくことが必要であるとされており、適切ではない。

4 - ○

5 - × 「自立支援の効果」について、未だ評価を行う具体的な尺度は研究段階にあるとされており、適切でなない。