以下の法律の自立に関する記述のうち,正しいものを1つ選び|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 1 : 
以下の法律の自立に関する記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。(注)1 「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。2 「ホームレス自立支援法」とは,「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」のことである。
1
児童福祉法では,児童養護施設における自立支援の対象を,現に入所している児童に限定している。
2
社会福祉法第3条では,福祉サービスについて,身体機能の低下に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援するものと,明記している。
3
老人福祉法では,その目的は,すべての高齢者が,尊厳を保持し,その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにすることであると,明記している。
4
「障害者総合支援法」では,すべての国民は,障害者等が自立した生活を営めるような地域社会の実現に協力するよう努めなければならないと,規定している。
5
「ホームレス自立支援法」では,ホームレスの自立のために,就業の機会の確保よりも生活保護法の適用が重要であると,規定している。
解説

1 - × 児童福祉法第41条において、児童養護施設は、入所している児童にあわせて、退所したものに対する相談その他自立のための援助を行うことを目的とする施設と規定している。

2 - × 社会福祉法第3条において、「福祉サービスは、個人の尊厳の保持を旨とし、その内容は、福祉サービスの利用者が心身共に健やかに育成され、又はその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援するものとして、良質かつ適切なものでなければならない。」と規定している。

3 - × 老人福祉法第1条において、「この法律は、老人の福祉に関する原理を明らかにするとともに、老人に対し、その心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じ、もって老人の福祉を図ることを目的とする。」と規定している。

4 - ○ 障害者総合支援法第3条において、国民の責務として規定している。

5 - × ホームレス自立支援法第3条第2項において、ホームレスの自立のためには、就業の機会が確保されることが重要であることを留意しつつ、総合的に施策を推進するものとしている。