L君(12歳,男性)は,6歳のとき,アスペルガー症候群(|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 120 : 
L君(12歳,男性)は,6歳のとき,アスペルガー症候群(Asperger's syndrome)と診断された。てんかん(epilepsy)を合併しており,1か月に 1回程度,身体の脱力発作が起こることがある。現在は,アスペルガー症候群(Asperger's syndrome)を理由に療育手帳を取得して,特別支援学校(小学部6年)に通学している。靴に強いこだわりがあり,靴が替わっていたり,玄関に置いてある位置がいつもと違ったりすると次の行動ができずに,スクールバスに乗り遅れてしまうことがある。学校では,興味のあることはよく友達と話をするが,話が終わらないこともあり,悪気はないのに失礼な発言をすることがある。教室の中が騒がしかったり,大きな音がすると耳を手でふさいでしまう。また,運動が大好きで,特に泳ぐことには積極的である。家では決まった場所で食事をして,決まった時間に決まったテレビを見て過ごしている。しかし,そのパターンが崩れると落ち着きがなくなる。L君が地域のプールに行く場合,障害者自立支援法に基づくサービスで活用できるものとして,正しいものを 1つ選びなさい。
1
自立訓練
2
同行援護
3
重度障害者等包括支援
4
行動援護
5
コミュニケーション支援
解説

行動援護は、知的障害、精神障害によって、自己判断能力が制限されている人が行動するときに、危険を回避するために必要な支援、外出支援を行うことをいうため適切である。(同行援護は、視覚障害者に対して外出支援を行うものである)