L君(12歳,男性)は,6歳のとき,アスペルガー症候群(|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 119 : 
L君(12歳,男性)は,6歳のとき,アスペルガー症候群(Asperger's syndrome)と診断された。てんかん(epilepsy)を合併しており,1か月に 1回程度,身体の脱力発作が起こることがある。現在は,アスペルガー症候群(Asperger's syndrome)を理由に療育手帳を取得して,特別支援学校(小学部6年)に通学している。靴に強いこだわりがあり,靴が替わっていたり,玄関に置いてある位置がいつもと違ったりすると次の行動ができずに,スクールバスに乗り遅れてしまうことがある。学校では,興味のあることはよく友達と話をするが,話が終わらないこともあり,悪気はないのに失礼な発言をすることがある。教室の中が騒がしかったり,大きな音がすると耳を手でふさいでしまう。また,運動が大好きで,特に泳ぐことには積極的である。家では決まった場所で食事をして,決まった時間に決まったテレビを見て過ごしている。しかし,そのパターンが崩れると落ち着きがなくなる。L君は自宅からスクールバスの乗り場まで介護職の送迎の支援を受けている。L君に対する介護職の対応として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
一度に多くのことを指示する。
2
毎日靴を替える。
3
大きな声で話しかける。
4
途中でもL君の話を終わらせる。
5
L君と一緒に予定を確認する。
解説

アスペルガー症候群の子供は、規則を守ることが得意であるため、Lくんと一緒に予定を確認することは、精神の安定に繋がる。