Gさんは,脳梗塞(cerebral infarction|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 105 : 
Gさんは,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左上下肢に、麻痺があり,車いすで生活している。訪問介護員(ホームヘルパー)がGさんの入浴の介護のために訪問したところ,仙骨部の皮膚が赤くなっていることに気付いた。皮膚にびらんは認められない。痛みも特に感じないという。Gさんの入浴の介護の注意点として,適切なものを1つ選びなさい。
1
入浴は中止する。
2
入浴時間を短縮する。
3
入浴は行い,変色した部分をこすらず洗い流す。
4
入浴は行い,変色した部分をマッサージする。
5
入浴は行い,変色した部分に湿布を貼る。
解説

仙骨部の皮膚が赤くなっている状態は、褥瘡の可能性が考えられる。変色した部分をこするという行為は、表皮剥離の危険性があるため、こすらず洗い流すのが適切である。入浴は、褥瘡の予防や改善に効果的であり、弱っている皮膚をマッサージするのは損傷の危険性があるため禁忌であり、湿布を皮膚の脆弱している部分に貼ることは望ましくない。