老化に伴う循環器系の変化として,正しいものを 1つ選びな|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 75 : 
老化に伴う循環器系の変化として,正しいものを 1つ選びなさい。
1
脈拍数が増加する。
2
動脈が軟化する。
3
心臓が縮小する。
4
不整脈が増加する。
5
収縮期血圧が低下する。
解説

1 - × 老化により心臓の十分な拡張および収縮ができなくなり、安静時の脈拍数(心拍数)は減少する。

2 - × 動脈の血管壁は肥厚し、血管内部にコレステロールなどの沈着物がつくことにより硬化する。

3 - × 動脈硬化などにより高血圧が続くと、心臓は高い血圧に打ち勝って全身に血液を送る必要がる。その結果、心臓の壁が厚くなり、全体として心臓は大きく(心肥大)、重量は増加する。

4 - ○ 動脈硬化や、心刺激伝導系が老化による影響を受け不整脈が増加する。

5 - × 老化に伴い動脈硬化、心肥大により収縮期血圧は上昇する。高齢者は、軽い運動でも血圧が上昇する傾向にある。