終末期の介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 60 : 
終末期の介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
苦痛の緩和は,医師に任せる。
2
手を握るなどのスキンシップを行う。
3
意識がなくなれば,声かけは控える。
4
死後の処置は,家族には見せない。
5
グリーフケア(griefcare)は,看護師に任せる。
解説

1 - × 苦痛の緩和は介護職にとっても大切で、身体的、精神的な安楽を提供することが大事である。

2 - ○ 始期が直前に迫っていることは、本人自身も感じ取っていることが多く、スキンシップをすることで不安の軽減につながる。

3 - × 人間の聴覚は、意識レベルが低下しても最後まで残る機能であるため、声掛けは必要である。

4 - × 死後の処理(エンゼルケア)の実施は、必ず家族に伝えてから行う。希望があれば身体の清拭、ひげそり、化粧など日常的な行為を手伝ってもらう。

5 - × グリーフケアとは大切な人を亡くし、大きな悲嘆(グリーフ)に襲われている人に対するサポートのことである。介護職も悲しみを共有する聞き手として関わっていくことが求められる。