Mさん(98歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 59 : 
Mさん(98歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。主治医からは,「終末期にある」と言われている。現在,食事量が少なくなり,衰弱している。面会に来る家族には,以前から「私は,悪くなったらここで最期を迎えたい」と話している。終末期の対応として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
Mさんの入院を家族に勧める。
2
看取りに関する家族の意向は,入所時に確認すれば十分である。
3
Mさんの食べたい物を確認し,提供する。
4
口腔ケアは控える。
5
家族が介護することを希望しても,職員で行う。
解説

1 - × 終末期をどこで迎えるかは、本人の希望を尊重することが大事である。

2 - × 看取りに関しては医師からの診断がされた時点や状況に応じてその都度、家族に確認し対応すべきである。

3 - ○ 終末期には、経口摂取が少しずつ困難になってくるので、少しでも食べてもらうために、本人の嗜好を確認し提供することは適切である。

4 - × 経口摂取や会話によって唾液が分泌される。終末期になるとその機会も減ってくるので、口腔内は汚染されるため口腔ケアは必要である。

5 - × 家族の希望を尊重しながら、家族と協働していくことが大切である。