Kさん(81歳,女性)は,左片麻痺があるが,自分で食べよ|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 47 : 
Kさん(81歳,女性)は,左片麻痺があるが,自分で食べようとする意欲が強く,ーロ大の刻み食を座位で摂取している。食事を始めて10分後にKさんのようすを見ると,姿勢が左に傾いていた。食事用エプロンには多くの食べこぼしがあったが,食器の周辺には食べこぼしはなかった。介護職の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
食事を全介助にする。
2
極刻みに変更する。
3
すくいやすい皿に変更する。
4
姿勢保持のためのクッションを入れる。
5
臥位で食事をするように変更する。
解説

片麻痺がある場合、麻痺側の口元からの食べこぼしが多くなり、極刻み食ではかえって食塊を作りにくく誤嚥に繋がる可能性もある。食器の周辺には食べこぼしがなかったことから、食器の形状には問題が無いことがわかる。麻痺側に身体が傾くことが多いためクッションで座位バランスを整え、姿勢を正しく保持することが大切である。