1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 17 : 
1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された。当時のこの施設に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1
経済的な困窮者に対して介護を行う,老人ホームとして創設された。
2
身体上または精神上の著しい欠陥があるために,常時の介護を必要とする65歳以上の者を入所要件の1つとした。
3
「収容の場」ではなく,「生活の場」として位置づけられた。
4
ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)を行うことが求められた。
5
直接処遇を行う寮母は,名称独占の専門職として位置づけられた。
解説

1 - × 「経済的な困窮者に対して介護を行う」老人ホームとして創設されたのは、「養護老人ホーム」である。

2 - ○ これにより経済的な状況にかかわらず、介護を必要とする高齢者を養護する施設が登場することとなった。

3 - × 1972(昭和47)年、中央社会福祉審議会老人福祉専門分科会にて、特別養護老人ホームを「収容の場」から「生活の場」へとされたため、1963年当時は「収容の場」と位置づけられた。

4 - × 特別養護老人ホームにおいて、ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)が開始されたのは、1978(昭和53)年である。

5 - × 介護職が名称独占となったのは1987年に介護福祉士制度ができてからである。