足が不自由であること、自宅の庭で野菜を作っているという記述から、選択肢3が適切である。
ライチャードの老年期における人格の5類型
円熟型は、日常生活において思慮的、建設的、積極的で、家庭や対人関係に満足し、過去に対する後悔も、将来に対する不安もない。
安楽椅子(ロッキングチェアー)型は、 他人に依存する受動的生活、安楽な生活を楽しむ。老年になり責任を免れることを望む。飲食の好みが強く、老年の境遇に満足している。
装甲(自己防衛)型は、不安、無力感に対する自己防衛が強く、怠堕を嫌い、自己の業績に愛着し、活動性を維持しようとする。
憤慨(外罰)型は、自己の不満や失敗に対して他人に敵意を示し、攻撃する。時に誇大的となり、世間から隔絶し、自己閉鎖的となり、適応できにくくなる。
自責(内罰)型は、一生涯劣等感を持ち、自分の不幸について、自責的となり自己嫌悪し、前途を悲観し、時に自殺を企て、適応性がない。