不安や混乱の中にいるCさんが、穏やかな日常を送れること、Dさんが週末に訪れた際良好な時間を送れるようなチームケアが必要とされる。認知症の周辺症状をBPSDと呼び、症状としては妄想、不安・焦燥・イライラ・暴力・暴言があげられる。これを起こしやすい要因としては、孤立・不安、身体的合併症、生理学的不調、睡眠などの生活リズムのみだれ、不適切なコミュニケーション、認知症の進行があげられる。BPSDの治療の第一の選択は、非薬物療法であり、個別療法、回想法、音楽療法など様々で本人が精神的な安定が図れるようにケアすることが大事である。