Sさん(87歳,男性)は,介護老人福祉施設に入所している|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 23 : 
Sさん(87歳,男性)は,介護老人福祉施設に入所している。下肢筋力の低下によって,歩行時につまずいたり,ふらついたりするようすが見られる。 Sさんは「できるだけ歩いて生活し続けたい」と望んでいて,この希望に基づいて長期目標が設定された。また,短期目標は「転倒しない」と設定された。この長期目標・短期目標に応じた支援内容・方法として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
居室の床にセンサーマットを敷く。
2
職員と施設内を散歩する。
3
車いすを使用する。
4
歩行時にはスリッパを履く。
5
日中は居室で過ごす。
解説

施設内を職員が付き添い散歩するのは「できるだけ歩いて生活し続けたい」という長期目標を目指す支援であるため適切である。車いすを使用したり居室で過ごすことは、さらに下肢筋力の低下につながり、スリッパは転倒の危険性が高まる。つまずきやすいということから、床とセンサーマットの段差が転倒事故につながる危険もあり、職員に遠慮してベッド上の生活時間が長くなる可能性も考えられるため適切な支援ではない。