Aさん(80 歳,男性)は,自宅で妻と二人暮らしである。|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 19 : 
Aさん(80 歳,男性)は,自宅で妻と二人暮らしである。糖尿病(diabetesmellitus)で通院していた。 2 年前,肺がん(lung cancer)が発見され,抗がん剤による治療を行っていたが,数か月前から効果が少なくなり中止した。骨転移(bonemetastasis)による痛みがあり,麻薬性鎮痛剤を使用している。Aさんは,「できるだけ家で暮らしたい」と希望している。寝ていることが多いが,トイレには伝い歩きで行くことができる。食欲はなく,食事を残すことが多い。妻は訪問介護員(ホームヘルパー)にAさんの日常生活について不安を訴えた。妻への訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1
「家では心配なので,入院しましょう」
2
「ポータブルトイレにしましょう」
3
「麻薬は怖いので,増やさないようにしましょう」
4
「好きなものを食べてもらうようにしましょう」
5
「なるべく寝ているようにしましょう」
解説

在宅でのターミナルケアにおいて、食べたいものを食べてもらうという助言は、Aさんの食欲も促し、妻にとっても介護の方向性への支援となる。