Jさん(75歳,男性,認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱa)|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 41 : 
Jさん(75歳,男性,認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱa)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら妻と自宅で暮らしていた。妻が事故で亡くなったため,近くに住む息子夫婦の家に引っ越すことになった。息子夫婦はダイニングキッチンの隣をJさんの部屋として用意し,訪問介護員(ホームヘルパー)にどのように整えるべきかを尋ねた。息子夫婦に対する助言として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
部屋の出入口の戸を取り外す。
2
ポータブルトイレを設置する。
3
思い出の小物や写真を飾る。
4
べッドを柵で囲む。
5
部屋のようすがわかるように,カメラを設置する。
解説

1 - × 戸を取り外しては、生活空間として寝食が分けにくくなり、生活にメリハリをつけにくくなってしまう。またJさんのプライベートな空間の確保にも配慮が必要である。

2 - × ポータブルトイレの設置は、生活活動範囲を狭めてしまい潜在能力を減らしてしまう。

3 - ○ 精神的安定を保つためにも思い出の品を飾ることは大切である。

4 - × ベッドを柵で囲むのは身体拘束に該当するため支援として適切ではない。

5 - × プライバシーの侵害となるため適切ではない。