右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 31 : 
右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護として,適切なものを 1つ選びなさい。
1
浴室内では,介護職は利用者の左側に付き,腕と腰を支えながら一緒に移動する。
2
浴室の出入り口に一段の段差がある場合は,左足から下がり,右足から上がる。
3
浴槽に入るときは,まず右足を入れ,次に左足を入れる。
4
浴槽から出るときは,浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
5
介護職が利用者の全身を洗う。
解説

1 - × 麻痺のある利用者に対して、介護職は患側に位置することが介護の原則である。

2 - × 段差歩行の場合、上がる時は健側の足を上げ、次に患側の足を揚げる。下げるときは、患側の足を先に下ろし、次に健側の足を下ろす。

3 - × 浴槽に入るときには、まず健側(左)の足を利用者自身で湯の中に入れてもらい、次に患側(右)の足を入れる。

4 - ○ 浴槽から出るときは、一旦座り上体を安定させてから、患側(右)の足を介助して浴槽の外へ出し、次いで健側(左)の足を自分で出してもらう。

5 - × 利用者ができる行為は自分で行ってもらうことが自立を支援するために大切である。