Fさん(80歳,女性)は,2週間前に,リハビリテーション|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 14 : 
Fさん(80歳,女性)は,2週間前に,リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため,構音障害と嚥下障害がある。また,よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は,とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが,むせることが多い。介護職がFさんに,「何を食べたいですか」と尋ねると,「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。Fさんの食事場面でのコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
絶えず話しかける。
2
メニューを説明する程度の声かけにとどめる。
3
急いで飲み込むように促す。
4
今までで,いちばん思い出に残る食事は何かを聞く。
5
一口ごとに,必ず水を飲むように促す。
解説

嚥下障害があり、むせりもみられる利用者のため、メニューを説明する程度の声掛けにとどめ、自分のペースでゆったりと食事をしてもらうのが適切である。