Fさん(80歳,男性)は,パーキンソン病(Parkins|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 67 : 
Fさん(80歳,男性)は,パーキンソン病(Parkinson disease)である。不安定ではあるが,歩行ができる。振戦があり,長い時間座位を保つことが難しい。Fさんに対する介護福祉職のリスクマネジメントとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
歩行を始めるときは,リズムをとれるように一声かける。
2
移動はいつも車いすを使い,ベルトで体を固定する。
3
お茶は湯飲みにたっぷり注いで出す。
4
浴槽につかっている間は,浴室から離れる。
5
いすから立ち上がるときは,顎を前に出して,体幹を伸展させる。
解説

動作を始めようとするときに思うように体が動かないことがあるため、一声かけることによって、スムーズな動作開始ができるようになる。パーキンソン病では、主に、手足がふるえる(振戦)、動きが遅くなる(無動)、筋肉が硬くなる(固縮)、体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)、といった症状がみられる。