個人の権利を守る制度に関する次の記述のうち,正しいものを|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 35 : 
個人の権利を守る制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。(注)「高齢者虐待防止法」とは,「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
1
成年後見制度は,「後見」と「保佐」の2類型で構成される。
2
日常生活自立支援事業では,利用を開始する際に利用者の判断能力は審査しない。
3
日常生活自立支援事業には,初期相談,利用援助契約などを行う「専門員」が配置される。
4
個人情報の保護に関する法律では,個人の同意のない個人情報の提供は例外なく禁止している。
5
「高齢者虐待防止法」は,介護施設従事者による高齢者虐待については規定していない。
解説

1 - × 「後見」、「保佐」、「補助」の3類型となっており、判断能力の程度など本人の状況に応じて制度を選べるようになっている。

2 - × 事業の契約にあたり判断能力の審査を行う。

3 - ○ 実施主体は、専門員を置くとされている。業務としては、申請者の実態把握および本事業の対象者であることの確認業務、支援計画の作成および契約の締結に関する業務、生活支援員の指導および監督業務がある。

4 - × 「人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難である」などといった例外規定がある。

5 - × 「高齢者虐待防止法」にて、要介護施設従事者等による高齢者虐待について規定している。