社会保障とは、個人的リスクである、病気・けが・出産・障害・死亡・老化・失業などの生活上の問題について貧困を予防し、貧困者を救い、生活を安定させるために国家または社会が所得移転によって所得を保障し、医療や介護などの社会的サービスを給付する制度を指す。日本における社会保障のしくみは、所得再分配(所得を公平に配分するために税金や社会保障制度などを通じて所得を移転させること)の考え方にもとづいて成り立っている。社会保障財源に占める公費負担は、33.5%(2012年度)となっている。社会保障は、経済の安定や成長に寄与している。