社会保障制度の歩みに関する次の記述のうち,適切なものを1|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 19 : 
社会保障制度の歩みに関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。(注)「精神保健福祉法」とは,「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。
1
国民年金法が1950年代前半に制定され,すべての国民を対象とする皆年金制度が成立した。
2
国民健康保険法が1950年代後半に改正され,すべての国民を対象とする皆保険制度の基礎が作られた。
3
1960年代になり,老人福祉法,母子福祉法,「精神保健福祉法」の3法が制定され,福祉6法体制が確立した。
4
1970年代前半には,高齢者の健康増進のために老人保健法が制定された。
5
1980年代後半から国民年金制度の見直しが始められ,1990年代に入って基礎年金制度が創設された。
解説

1 - × 1959年に国民年金法が可決・成立し、1961年に国民皆年金が実現した。

2 - ○ 1958年(昭和33年)から、国民健康保険法が全面改正され、被用者保険に加入していない人はすべて、国民健康保険制度に加入することになり、国民皆保険が達成された。

3 - ×「福祉6法体制」とは、生活保護法・児童福祉法・母子及び寡婦福祉法・老人福祉法・身体障害者福祉法・知的障害者福祉法であり、「精神保健福祉法」は含まれないため適切ではない。

4 - × 1982年(昭和57)年に「老人保健法」が制定されたため適切ではない。

5 - × 基礎年金制度は1986年(昭和61)年4月より施行されたため適切ではない。