地域における様々な事業主体やサービス提供主体に関する次の|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 14 : 
地域における様々な事業主体やサービス提供主体に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
共同募金は,都道府県の区域を単位として行う寄附金の募集であって,地域福祉の推進を図るためのものである。
2
NGO (Non-Governmental Organization)は,営利を直接の目的とはせず,都道府県知事の認証を得て,在宅福祉サービス事業などの社会的活動を行う団体である。
3
N P O (Non-Profit Organization)は,国際人道支援などの社会的活動を行う政府機関である。
4
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility : C S R)による社会貢献は,商品を安い価格で販売するなどの経済活動によって行われる。
5
コミュニティビジネス(community business)とは,市町村が主体となって,まちづくり・環境問題・介護・子育てなどの地域の様々な課題をビジネスの手法で解決するものである。
解説

1 - ○

2 - × NGOは、貧困、飢餓、環境など世界的な問題に対して、政府や国際機関とはちがう、『民間』の立場から国境や民族、宗教などの壁を越えて、利益を目的とせず問題に取り組む市民団体であり、都道府県知事の承認は必要ない。「非政府組織」と呼ばれる。

3 - × NPOは、非営利での社会貢献活動や慈善活動を行う市民団体のことであり、政治機関ではない。非営利団体。

4 - × 企業の社会的責任(CSR)とは、従業員、投資家、地域社会などの利害関係者に対して責任ある行動をとり、説明責任を果たしていくことを求める考え方であり、安価な商品を販売していくことではない。

5 - × コミュニティ・ビジネスは、地域住民が主体となって地域が抱える課題をビジネスの手法 により解決し、またコミュニティの再生を通じて、その活動の利益を地域に還元するという 事業のことである。