喀痰吸引(かくたんきゅういん)の実施が必要と判断された利|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 60 : 
喀痰吸引(かくたんきゅういん)の実施が必要と判断された利用者に対して、喀痰吸引(かくたんきゅういん)を行うことに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
日中は、1時間おきに吸引を行う。
2
食後の吸引は避ける。
3
入浴時は、その前後に吸引を行う。
4
就寝後は吸引を控える。
5
仰臥位(ぎょうがい)を2時間保ってから行う。
解説

1 - × 喀痰吸引は、痰の状態に応じて、随時行う。利用者によって、頻度は異なる。

2 - × 食後の痰の貯留は、痰による負担で咳き込みんでしまい嘔吐や誤嚥性肺炎につながる可能性があるため、食後にも喀痰吸引を行う。刺激により嘔吐につながるため、短時間で行う。

3 - ○ 入浴により体が温まり、硬くなった痰も出しやすくなるため、入浴後に喀痰吸引を行うこと、入浴中に痰の増加を防ぐ為に、入浴前に吸引を行なっておくことも大切である。

4 - × 寝ている時も、必要時吸引は実施する。。

5 - × 仰臥位では、背側の肺の奥に痰が溜まってしまう為、効果的な吸引が行えない。